STAR-RPAでは次の機能でAIを活用することによって、テスト作業をより品質・生産性を向上できるようになりました。AI活用ポイントは、オブジェクト情報取得、テスト項目作成、テストデータ作成の3点です。
1.オブジェクト情報取得
STAR-RPAでは、自動テストツール・エンジンとして活用しているSeleniumが認識できるオブジェクト情報を作成しています。テスト対象アプリの開発言語・フレームワークなどから適切なオブジェクト情報を作成し、作成したオブジェクト情報が認識でき稼働することを確認しています。認識・稼働の確認で問題があれば、OFD(オブジェクト探索)のDOM解析機能が働きAI活用して適切なオブジェクト情報を取得し確認します。これによって、自動テスト実行時に自動テストは何らかの特殊な事象が発生しない限りが中断することはなくなります。
2.テスト項目作成
STAR-RPAでは、CTS(テスト仕様書作成)にて設計書を参照して手作業でテスト項目を登録しています。AI活用によってAIが設計書を読みテスト項目を作成する作業を自動化することができます。自動生成されたテスト項目を精査して漏れや間違いがないか確認し、万一問題があればAIに改善を要求します。改善結果を確認できれば、AI作成のテスト項目をCTS(テスト仕様書作成)のテスト項目に自動登録します。
3.テスデータ作成
STAR-RPAでは、CTS(テスト仕様書作成)にて設計書を参照して手作業でテストデータを登録しています。テスト項目と同様に、AI活用によってAIが設計書を読みテストデータを作成する作業を自動化することができます。自動生成された複数のテストデータをCTS(テスト仕様書作成)の登録操作によってCSVファイルに自動登録します。テストシナリオはこのCSVファイルを読んで自動テストを実行します。
4.今後のAI活用予定
- テストケース作成
AIによるテストケース作成の実績を積んだ時点で、有効なテストケースを作成できるようになった時点でSTAR-RPAの機能として提供する予定です。 - AIアシスタント
STAR-RPAには、多くの機能があり操作マニュアルやチュートリアルなどをファイル提供し、操作画面にはHelp機能も具備しています。これに加え、AIアシステントを使って質問を受け回答する機能を提供する予定です。