テスト自動化ツールを自社開発し、製品名をSTAR-RPA(Systematic Test & Assess for Risk Management – Robotic Process Automation)としました。
開発着手から十数年の機能追加や改善を重ね、現在では「自動テスト」、「テスト仕様書作成」、「テスト管理」によって構成されるテストプラットフォーム「STAR-RPA」と称しています。このページでは「STAR-RPA」の概要を説明します。

1. STAR-RPAの構成図


STAR-RPA(青色部分)と連携ツール(緑色部分)で構成され、SATR-RPAは機能テストツール、負荷テストツール、継続的インテグレーションツールと連携し、設計ツール、ローコード開発ツールとも連携することができです。

1-1.作業の流れ
主たる作業の流れは、「OFD:オブジェクト探索」にてアプリケーションの画面定義情報を取得し、「TAD:テスト情報登録」にて簡易な操作で、操作、データ、シナリオを登録した後に、自動テスト用のスクリプトを自動生成します。「TST:自動テスト実行」にて自動テストを実行します。
「CTS:テスト仕様書作成」から開始し、登録したテストシナリオから「TAD:テスト情報登録」の操作、データ、シナリオを取り込んで、スクリプトを生成し自動テストを実行する流れもあります。作業の流れの詳細は、習得プログラムの提供する習得教材にある「2.自動テストのフロー」を参照してください。

1-2.連携機能
作成した自動テスト用スクリプトを使って、STAR-RPAの構成図の下段に記載の「負荷テスト」や「継続的インテグレーション」(詳細は連携・取扱製品に記載)も実行することができます。また、設計ツール「Xupper」や「ローコード開発ツール」などと連携して自動テストを実行することができます。

2. STAR-RPAにより自動テストの実行可能な範囲

「ウオーターフォール型開発で開発されるエンタープライズシステム」や「アジャイル型開発で開発されるネットショッピングやオンライントレードなどのシステム」で活用いただいています。
ウオーターフォール型開発では、単体テスト、結合テスト、統合テスト、受入テスト(外部委託した場合の受入時テスト)、などで活用いただき、テストケースが多い結合テストはオフショアやオンショアでも活用いただいています。