バッチアプリとは、人の手を介さずに複数の処理や作業をまとめて一括で実行する仕組みです。あらかじめ決められた順序でプログラムが自動的に動作し、効率的な業務処理が可能になります。STAR-RPAでは、このバッチアプリの自動テストを実行する手順は次の通りです。なお、バッチアプリ対応はSTAR-RPAのオプション機能として提供しています。
1.バッチアプリの自動テスト手順
- 入力データのチェック
ファイルやデータベース(DB)テーブルなど、バッチアプリに入力されるデータの内容を事前に確認します。 - バッチアプリの実行
実際にバッチアプリを起動し、設定された処理を実行します。 - 出力データのチェック
バッチアプリで出力されたファイルや帳票用のデータが正しく生成されているか検証します。 - 検証処理の実行
DBテーブルへの登録・更新・削除といった処理結果が、期待通りであるかを詳細に照合します。
2.データチェックテーブル機能
- 入力・出力データチェック
バッチアプリ対応では、入力データや出力データをチェックする多くの機能が必要になります。登録必須チェック、数字チェック、文字列チェック、範囲チェック、形式チェック、選択肢チェック、項目間チェック、その他論理チェックなどがあり、データチェック処理を個別にプログラミングすると多くの工数が必要になります。 - データチェックテーブル機能
多くのデータチェックを効率的に処理するために、データチェックテーブル機能を開発しました。テーブルには、縦列にデータチェック対象項目を設定し、横列に、1.登録必須チェック、2.データタイプチェック、3.範囲チェック、4.選択肢チェック、5.項目間チェック、6.論理チェック、などを設定して、縦列と横列の交差する位置のセルにデータチェック情報を設定するだけで、設定にしたがってテスト対象項目のデータチェックが実施され、プログラミング工数を大幅に削減できます。
3.その他機能の説明
- バッチアプリの連続実行
自動テストするバッチアプリのリスト設定操作によって、日次処理や月次処理などのリスト設定アプリを連続的に実行することができます。 - 現新比較機能
現行システムの処理結果と新システムの処理結果を自動比較する現新比較機能も活用できます。