TAR-RPAで使える検証コマンドは数多くありますが、新たな検証コマンドが必要になった場合には、どのようにすればよいですか?
新たな検証コマンドや補助操作が必要になる場合には、フロンテス社に連絡してください。次の通り対応します。

  1. 既存の検証コマンドや補助操作で対応できないか確認します。
  2. 既存のもので対応できない場合には、汎用的な検証コマンドや補助操作であれば、フロンテス社が製品機能として開発し無償で提供します。
  3. ユーザ特異な要求で汎用的でないものであれば、ユーザの承認を得てフロンテス社が有料で開発します。
帳票出力した内容を検証することができますか?
帳票出力内容を期待値と比較して検証する機能(PDFCOMP)を提供しています。

  1. 検証ロジックの登録画面にてPDFCOMPPコマンドを登録して、シナリオ作成しスクリプトを生成します。
  2. 自動テストを期待値モードで実行します。PDF出力されたデータが期待値としてDBに登録されます。
  3. システムの改修後に、自動テストを実測値モードで実行します。PDF出力されたデータが実測値としてDBに登録され、登録された期待値と実測値を比較して検証されます。
画面上に大量の表示項目があり、これらを検証対象とする場合に大量の期待値を登録する必要がありますが、効率的に登録する方法がありますか?
大量の表示項目を検証するコマンドとして、MultiCOMPコマンドを用意しています。作業手順は以下の通りです。

  1. 検証ロジックの登録画面にて、MultiCOMPコマンドを登録してシナリオ作成しスクリプトを生成します。
  2. 自動テストを期待値モードで実行します。画面表示されたデータが期待値としてDBに登録されます。
  3. システムの改修後に、自動テストを実測値モードで実行します。画面表示されたデータが実測値としてDBに登録され、登録された期待値と実測値を比較して検証されます。
テスト対象のアプリケーションで、JavaScript(JS、jQuery、他)、Java(Spring、J2EE、Struts、他)、などのフレームワークを使用していても、自動テストできますか?
テスト対象となるWebアプリケーションがどんな言語で書かれていても、どんなフレームワークが使用されていても自動テストは可能です。ただし、フレームワークによって特殊な構造になっている場合には、対応が必要な場合がありますので協力をお願いします。

Java、JavaScript、ORACLE Forms Developer、ORACLE ADF、Ajax、Java Applet(Applet Form)などで開発したシステムに対応してしていますか?
>開発言語を問わずか自動テスト可能です。ただし、開発言語によって画面上の項目のオブジェクト情報に相違がありますので、テスト定義を設定するときに開発環境を選択してください。選択テーブルに該当の開発環境が存在しない場合には新たに登録することになりますので協力をお願いします。
ブラウザ操作からローカルPC上のファイル選択を行うダイアログボックスが出ますが、それをハンドリングできますか?
>ファイル選択を行うダイアログボックスをハンドリングできます。ダイアログボックスを出さずにダウンロード先ファイルパスを指定します。
コマンド: SETLOADFILE
コマンド記述: SETLOADFILE LoadFileOBJ ファイルパス
動作: 「ファイルを選択」のボタンの代わりに、コマンドに指定したファイルパスからファイルを自動設定します。
画面上に表示された値と、DBCOMPコマンドで指定した期待値と比較して検証できますか?
>Windowダイアログを含めたSHOTを取ることは可能です。スクリーンショットの対象をデスクトップに指定することで可能になります。
DBテーブルの値を検証するためのDB接続の設定方法を教えてください。
>次の手順で処理してください。

  1. 接続するDBのドライバーをインストールします。
  2. ODBC接続の設定行います。
  3. ※詳細は「サーバインストールガイド」を参照してください。

自動テスト時に、SETコマンドによってデータを入力できないケースがありますが、その場合の対応方法を教えてください。
SETコマンドによる入力の標準動作では、対象要素に直接データをセットしています。
そのためマウスアウトイベントが発生していません。アプリケーションによって入力時のエンターキーやタブキーによるイベントをトリガーにしている場合があります。このような場合には次の2通りの対応方法があります。

  1. SETMODEで入力処理モードをSendkeysを使用するモードにする方法
  2. SENDKEYコマンドで、補助操作としてENTERキーやTABキーを発生させる方法

※Sendkeysを使用する場合、半角カナ文字が正しく入力されない問題があります。また、Sendkeysモードでは入力のスピードが遅くなる場合があります。